File:29(11月号)
    中央に1個、その周りに9個の穴がある野菜はなあに?答えは「先の見通しが良い。」ということから縁起ものの野菜としても使われている「レンコン」です。10個の穴は水上から泥の下に酸素を運ぶ大切な役割があるんです。「蓮根」と書きますが、実は蓮の根っこではなくて地下茎の部分を食べています。収穫は専用の鍬(くわ)を使って、傷つけないように泥の中を探りながら慎重に掘ります。収穫期はこれからの寒い季節なので大変ですね。
レンコンはシャキシャキした食感が特徴ですが、火を通すと甘味を増してもっちりとした食感になります。切り方や調理法によって違う食感が楽しめますよ。皮を剥いたり切ってそのままにしておくとポリフェノールの一種タンニンという物質が酸化するため茶色くなってしまいます。
変色を抑えるためにはすぐに酢水につけておきましょう。酢の物、揚げ物、炒め物、煮物、何でも合う便利な野菜の一つです。
レンコンの主成分は炭水化物なので野菜の中では高カロリーですが、タンニンは抗酸化作用があり、切った時に糸をひく、粘りの成分ムチンは粘膜を保護し、カリウムをはじめとするミネラル類もバランス良く含まれています。また、食物繊維も豊富で、レモンに匹敵するほどのビタミンCも含まれている優秀野菜です。
蓮の花は、この世を越えて極楽浄土を思わせる美しさです。レンコンを食べて蓮の花のようなステキな女性になって下さい。