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File:28(10月号)
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ニンジンは、一般的に食べられているオレンジ色の西洋種と、金時ニンジンとして知られる鮮紅色の東洋種に分けられます。西洋種は、品種改良によってニンジン臭さがなくなり甘味も増し大変食べやすくなりました。一方、かつて主流だった東洋種は減少したものの京料理には欠かせませんし、香川県産のものは優良品と言われています。
ニンジンは英語でキャロット。カロテン(体内でビタミンAに変換する赤色)が語源です。それだけカロテン豊富な緑黄色野菜の代表格です。50〜60g食べれば、一日の必要量を満たしてしまいます。皮膚粘膜の強化や視覚の正常化、抗酸化作用などに効力を発揮します。また、東洋種の紅色はトマトと同じリコピンという色素で、これも抗酸化作用に優れています。その他のビタミン、ミネラル、食物繊維も万遍なく含む優秀な食材です。皮に近くなるほど栄養があり甘味も強いので、土をよく落としてなるべく皮ごと食べましょう。カロテンは加熱した方が吸収がよいと言われていますので、加熱調理がおすすめです。
選ぶ時は、切り口を見ましょう。ニンジンの芯の部分は硬くて甘味が少ないので、切り口はなるべく小さいものを選んでください。また、表面の凸凹が少なくてオレンジ色が濃いものが良品です。
旬を感じさせない野菜の一つですが、あえて美味しい時期というならこれからの秋が本番です。
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