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File:21(3月号)
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最近の青果物の店頭では、カラフルな色が並んでいますね。中でも真っ赤なイチゴは目を引きます。東の「女峰」西の「とよのか」としばらく二大勢力が続きましたが、新品種が続々登場し、東は「とちおとめ」西は「さちのか」をはじめ、まだまだ沢山出回っています。偶然にも先日、「長崎のいちご部会」の方とお会いし「さちのか」の詳細をお聞きすることができました。
「さちのか」は3年ほど前から本格的に栽培が始まったとか。栽培が難しい品種で、苗作りに2年もかかるそうです。地球温暖化に伴い病気も発生しやすく生産者は大変苦労なさっているらしいです。他にも収量があがりにくい、果実が大きくなりにくいなどの問題を乗り越え、今では大阪など関西地方の大都市にも販売を広げています。「とよのか」と「アイベリー」を交配したもので、鮮赤色が濃く糖度も高く、果肉はしっかりしています。酸味と甘みのバランスがとても良いので、他のイチゴと食べ比べてもひと際おいしく感じました。他品種よりもビタミンC含有量が多いのも嬉しいですね。100g食べれば1日必要量の80%近く摂取できるようです。その他、食物繊維のペクチンや機能性成分のアントシアニンなど健康効果も期待できますよ。
平安時代の「枕草子」に「あてなるもの・・いとうつくしき稚児のいちごなど食いたる」とあります。可愛らしい幼子がイチゴを食べる姿は、上品なものと映っていたようです。上品なレディになって「さちのか」を召し上がってください。 |
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