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(2月号)
食べ物の美味しさを表現する言葉は沢山ありますが、「コボコボ」という言葉を聞いたことがありますか?金沢地方でしっとりとしたホクホク感のある美味しい「サツマイモ」を表現するらしく、金沢の五郎島金時というサツマイモを食べてみると、この「コボコボ」がわかりますよ。また、毎年友人が栽培している川越イモを送ってくれるのですが、これも美味しく、厚めに切って天ぷらにすると最高です。
サツマイモの多くは秋に収穫されますが、保存されて今頃出回っているものは水分が抜け甘みが増して、最も美味しくなるといわれています。この甘みはサツマイモの特徴の一つで、気候の変化にも強く安定して収穫できるので救荒作物として戦時中も大活躍しました。今では、有名な金時、紅アズマ、安納芋など約150種類もあり、青果用だけでなく九州南部産の黄金せんがんのように、焼酎やデンプンの原料になる物、色素原料になるアヤムラサキなど用途もいろいろです。
栄養成分はビタミンC、ビタミンE、食物繊維、中身の黄色い物はβ―カロテン、紫の物はアントシアニンなどが含まれ、とても優秀な食材なのです。ビタミンCは、リンゴの5倍以上もあり加熱しても損失が少ないので効率よく摂取できます。切った時ににじみ出る白い液体はヤラピンといって緩下作用があるので、食物繊維の整腸作用を後押ししてくれます。また、アミラーゼというでんぷんを麦芽糖にする分解酵素も持っていて、70〜80度に加熱する事で活発に作用するといわれています。電子レンジではなく、ゆっくりと蒸したり焼いたりした方が甘みが引き出せるということですね。